一人暮らしに適した理想的な賃貸物件とは?

一人暮らし、生まれてはじめて親元から離れ、憧れの自由な生活・・・・進学や入社等、タイミングは違えど多くの方が経験するシチュエーションですよね。(もちろん自由で楽しいだけでなく、辛く厳しいこともありますが!笑)

はじめての一人暮らしでも、失敗せず理想的な賃貸を探すためには・・・?家賃の設定方法から内見のコツまで、わかりやすくまとめてみました!

一人暮らしに適した家賃は?調べ方&オススメの間取り!

賃貸物件を探す上で一番気になることは、やはり「家賃」ですよね。賃貸に住む限り毎月欠かさず支払うことになる家賃は高く設定しすぎてしまうと生活が苦しく、安くしすぎてしまえば狭い、駅から遠い、騒音・・・など、暮らしにくい環境になる可能性が高いです。背伸びせず、かといって我慢しすぎず、自身の身の丈に合った家賃を見定めることが肝心です。家賃を設定し、間取り、条件を取り入れていくと、理想的な物件に近づけることができます。
では、一人暮らしに適した理想的な賃貸物件の決め方をご説明します。

①家 賃
毎月家賃に支払うことができるのはいくらなのかを計算しましょう。
一人暮らしの理想的な家賃として、お給料の手取り3割までに抑えるのがベストだといわれています。
例えば手取り20万円の場合、家賃は6万円までに抑えるといいということになります。
毎月のローンがある場合、手取りからローン代を引いて計算するといいかもしれません。

②間取り
一人暮らしにおすすめの間取りは4タイプ
・ワンルーム:部屋とキッチンに仕切りがない、一体型タイプ。
玄関を開けるとすぐ部屋とキッチンがあります。お風呂・洗面・トイレが一緒になっていることが多い。

・1K:独立した一つの部屋+キッチン。
部屋とキッチンの間には扉があるので、料理の匂いが気になる人にはワンルームより1Kがおすすめ。

・1DK:独立した一つの部屋+ダイニング・キッチン。
ダイニングテーブルを置くことができるので、寝食を区別したい人には1Kより1DKがおすすめ。

・1LDK:独立した一つの部屋+リビング・ダイニング・キッチン。
一人暮らしには少し広めですが、お友達が遊びにきた時にリビングがあると便利です。
寝室などのプライベート空間を見られることもありません。
自炊をする人は1K~1LDK、来客が多い人は1DKもしくは1LDKといったように、
自分の生活スタイルに合わせた間取り選びをするといいでしょう。

どんな条件が?理想の条件の見つけ方

一人暮らしを始める際、あなたが考える理想的な条件はどのようなものでしょうか? ひとえに一人暮らしといっても、住む人の立場や状況によって求める条件はそれぞれ異なりますよね。

学生として上京して一人暮らしを始める場合、ワンルームで家賃は極力安く。

学校を卒業し、新社会人として引越しをした場合は、会社から近く、ある程度広い部屋がいい。

女性の場合、オートロック等のセキュリティ面がしっかりしている。

その他にも風呂トイレは別がいい、日当たりが欲しい、など、間取りや家賃だけでなく、選べる条件は様々です。まずは条件を整理するために、自分が求める 理想的な条件とはなにかを考えるところから始めてみましょう。

主な条件の一覧
・新築物件または築年数が浅い
・家賃が安い
・最寄り駅から近い
・学校、会社から近い
・日当たりが良い
・住宅街で静か
・オートロックがついている
・収納スペースが多い
・お風呂とトイレが別になっている
・浴室乾燥がついている
・ペット可

理想的な条件がすべて叶う物件が見つかればベストですが、なかなかそうもいきません。求める条件の目星がついたら、そこに優先順位をつけていきましょう。どうしても譲れない条件から順に取り入れることで、理想的な賃貸物件に近づけるはずです。

一人暮らしの賃貸物件探しで知っておきたいこと、内見のコツ!

物件探しはしっかり時間をかけ、慎重に選ぶことをおすすめします。入居後に後悔しないためにも、前もって知っておきたいいくつかの項目をまとめてみました。

▼ひとつの不動産会社だけで決めない

訪ねた不動産会社に求める物件がなくても、諦めたり妥協する必要はありません。不動産会社によって抱えている物件が違います。面倒ではありますが、いろんな不動産会社に足を運び、少しでも理想に近い物件を探しましょう。

▼安い物件は本当にお得なのか?

毎日の通学通勤時間や交通費などを考えると、遠くの安い物件よりも、多少高くても近くの物件を選んだ方がトータル的にお得な場合があります。いくつか気になる物件を選んで、シュミレーションしてみるのもいいでしょう。

▼気になった物件は内見をしよう

物件を探す際、「物件概要書」だけで判断するのはやめましょう。

気になる物件がいくつかある場合、多少面倒ではありますが物件に足を運び「物件概要書」と相違がないかきちんと自分の目で確認してください。隣に大きなビルがあり、日が全く当たらない。共有スペースなどがきちんと管理されていない。隣や上の部屋の音がうるさい。など、実際に足を運んでみないと分からないことが意外と多いからです。

【内見で確認しておきたいチェックリスト】

①周辺地域の治安、環境 …最寄り駅からアパートまでの道のりに街灯があり、安全か。
②セキュリティ …オートロック機能や防犯カメラの設置位置などの確認。
③日当たり …大きなビルなどの影で日当たりが悪くないか。
④傷、汚れ、匂い …大きな傷や汚れはないか。水回りの匂いなど。
⑤騒 音 …防音対策がきちんとされているか。隣、上の部屋はうるさくないか。
⑥共有スペース …きちんと掃除され、電球が切れていないか。
⑦ゴミ捨て場 …アパートの敷地内、もしくはアパートから近い場所にあるか。
⑧住 民 …掲示板などに書かれている注意書きをチェックし、トラブルなどが起きていないか。
⑨搬入経路 …引っ越しの際、家具家電が搬入できる幅はあるか。

内見の際、忘れないように部屋ごとの写真を撮っておくとよいでしょう。帰宅してからゆっくり考えるときに、イメージしやすくなります。また、大きな傷や汚れがある場合、入居前からあったものだという証拠にもなります。退去時に敷金から修繕代として引かれることのないように気を付けましょう。

今回ご案内した内容で、一人暮らしに適した「自分にとっての理想の賃貸」に出会うことが必ずできるかと言われると、残念ながらそうではありません。どんなに素晴らしい物件でも、賃貸である限りすでに誰かが住んでいると出会うことすらできないんですよね・・・なので、これらの探し方と合わせて、賃貸探しに必要なのは「運」であったりします。条件を絞り込み、自分の「運」を信じて、理想の賃貸物件を探してみましょう♪

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