大家さん、不動産会社、管理会社の関係って?
大家さん、不動産会社、管理会社の関係って?
賃貸物件を借りる際、
「自分はどこと契約を交わすのか」
「入居してからのトラブルはどこに連絡すればいいのか」
など、認識があやふやな人も多いのではないでしょうか。
トラブルを防ぐためにも契約前にきちんと知っておきたいですよね。
では、『大家さん』『不動産会社』『管理会社』の関係やそれぞれの役割はご存知でしょうか?
まずはそちらから簡単にご説明します!
●大家さん
⇒物件を所有している人
(物件管理を不動産会社に委託)
●不動産会社
⇒大家さんまたは不動産会社が所有している物件を管理
⇒大家さんと入居者の仲介役
(物件管理、入居者と契約)
●管理会社
⇒入居後の管理
(建物の管理、クレーム対応、共有スペースの清掃、退去時の修繕工事の手配など)
一般的にはこのように役割が分かれていますが、不動産会社が管理業務も行っている場合があります。
これらのことから分かるように、入居者が直接関わるのは「不動産会社」と「管理会社」になります。
大家さんというと“同じアパートの一室に住みながら建物の管理をしてくれる人”というイメージがありますよね。しかし、最近では家賃や建物の管理などの全てを管理会社に委託しているケースがほとんどです。このような場合、入居者と大家さんが直接関わることはありません。
「物件探しのお手伝い、入居者との契約は不動産会社」
「入居後の水漏れ、ドアが壊れたといった設備のトラブルや隣の部屋がうるさい…といったクレーム対応などは管理会社」
ということになります。
賃貸物件を借りる際、『大家さん』『不動産会社』『管理会社』がどのような契約を結んでいるかを、きちんと確認しておくことをおすすめします。
家賃はどこに、どのように支払えばいい?
『大家さん』『管理会社』『不動産会社』の関係や役割が分かったところで、「家賃」はどこに支払えばいいのでしょうか?
物件を所有している大家さん?それとも契約を交わした不動産会社?入居後の管理は管理会社?
大家さんが管理会社に委託してない場合、支払先はもちろん大家さんになります。大家さんが管理会社に委託している場合でも、家賃の支払先は大家さんの場合もあります。こちらもまた、契約時にきちんと確認しておく必要があります。
では、家賃をどのように支払えばいいのでしょうか。
どのような支払い方法があるかを見てみましょう。
【家賃の支払い方法】
「口座から自動引き落とし」
口座から毎月自動で家賃を引き落としてくれる方法
契約時に、口座から家賃が自動で引き落とされるように手続きをします。毎月決まった日に口座から自動で家賃が引き落とされるので、払い忘れの心配はなくなります。手数料がかかる場合もあり、借りた側が負担するのが一般的です。
「振込み」
銀行などの窓口やATMから、指定の口座に毎月振込みに行く方法
毎月決まった期日までに指定口座に振込みます。特に支払いの連絡はないので、毎月忘れないように気を付けなくてはなりません。振込み手数料がかかり、借りた側が負担するのが一般的です。
「コンビニ支払い」
振込用紙が届き、コンビニで支払う方法
振込用紙が届くので、コンビニに支払いに行きます。毎月振込用紙が届くので、忘れっぽい人にはいいかもしれませんね。
「大家さんに直接支払う」
大家さんに直接手渡しで支払う方法
かなり減ってきてはいますが、大家さんへ直接手渡しで支払う方法もあります。この場合、大家さんが同じアパートに住んでいる、もしくは近くに住んでいないとなかなか大変ですよね。大家さんが家賃を回収してくれる場合、手数料がかからないし支払いを忘れていた…なんてこともなくなります。
このように家賃の支払い方法はいくつかあります。
支払い方法がこちらで選択できるのであれば、少しでもお得で楽な方がいいですよね。
今現在、家賃の支払い方法で一般的なのは”振込み“もしくは”口座からの自動引き落とし“です。
それに加え最近増えつつあるのが、クレジットカード決済。
近年、キャッシュレス(現金を使用せず、クレジットカードや電子マネーなどで決済すること)が普及し、クレジットカードで決済する人が増えてきました。クレジットカード決済にすることで、振込手数料が不要になり、ポイントやマイルが貯まるといったメリットがあるからです。また、全ての支払いを一つにまとめたいという人にも、家賃をクレジットカードで支払えると便利ですね。
クレジットカード決済が普及してきたため、家賃の支払いもクレジットカードで決済ができるように導入する不動産会社が増えてきています。 賃貸物件を選ぶ際、クレジットカード決済ができる物件かどうかもチェックしておくといいかもしれませんね。
まとめ
・入居後のトラブル対応はどこに連絡すればいいのか。
・家賃を支払う際、振込手数料はどちらが負担するか。
トラブルを防ぐためにも、契約前にこれら2つはきちんと確認しておきましょう!