引越しの「初期費用」(敷金・礼金)ってなに??

賃貸物件を探すとき、「初期費用」の中に含まれている「敷金」と「礼金」
なんでこんなに高いの?と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸探しの時によく耳にするけれど、なんの費用なのかよくわらない「敷金」「礼金」について解説していこうと思います。
「敷金」「礼金」のトラブルや注意点について分かりやすく解説していこうと思います(^^)

そもそも初期費用の敷金・礼金ってなに?違いは?

賃貸物件を借りるとき気になる「初期費用」
初期費用の中でも大きな出費となるのが「敷金」と「礼金」です。
どちらも似たような金額ですが、意味合いが全く違うんです!
では、「敷金」と「礼金」ではなにが違うのでしょうか?

・敷金とは                            

家賃の不払いや、退去のとき借りていた部屋のクリーニング代や修繕が必要となった場合に使うために大家さんに預けておく費用

―敷金の相場-
家賃の1か月~2カ月程度
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生活しているうえで自然についた傷や汚れ以外の故意でつけてしまった傷などがなければクリーニング費用の数万円を差し引いた額が返金されます。

中にはこんな物件も!
「敷金」を家賃の2カ月以上と高く設定してある物件は、退去時の修繕費用が、家賃の1か月では収まらない可能性があります。
契約前に修繕費用とクリーニング代でどのくらいなのかを、聞いておくと安心です。

借りている部屋の使い方次第で、返金してもらえる額が変わるので住んでいる間もキレイに使いたいですね(^^)

・礼金とは                                
入居させてもらう賃貸の大家さんに謝礼として支払う費用。「礼金」は返金されることはありません。
費用の中には不動屋さんに支払う仲介手数料が含まれるケースもあります。

―礼金の相場-
家賃の1カ月~2カ月程度
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礼金には法的な金額の決まりがありません。
契約内容をみて礼金が設定されている場合は、交渉次第で礼金の金額を安くしてもらえたり、ゼロにしてくれる場合もあるので不動産屋さんに交渉をおねがいしてみましょう。

「敷金」「礼金」がゼロの物件もある??

ここ最近では、「敷金」「礼金」がかからない「ゼロ物件」という物件もあります。
初期費用を安く抑えられるので早く契約したくなるところですが、焦るのは禁物!

賃貸契約の一番大きな出費である「敷金」「礼金」がゼロであるのには、そうでもしないと入居者してくれる人がこないワケがあるのかもしれません。。。

たとえば、、、
・日当たりが良くない
・設備が古い
・前の住居者が住んでから最低限の原状回復しかしていない
・物件の周辺環境が良くない
など

「敷金」「礼金」ゼロという言葉に惑わされず、のちのち後悔しないようにしっかり見極めて納得のいく物件を契約しましょう。

「敷金」「礼金」のほかに必要な初期費用は?

賃貸契約をするときに必要な初期費用は、「敷金」「礼金」の他にも次のようなものがあります。

 仲介手数料 
 相場:家賃の半月分程度
 物件を紹介してくれた不動産屋さんに支払う手数料

 前家賃 
 相場:家賃1か月分
 家賃は1か月先払いが一般的なので前の1か月分の家賃
 火災保険料 
 相場: 1.5~2万円程度
 賃貸物件を借りるときには加入が義務づけられます

 鍵の交換費用
 相場:1~2万円程度
 カギを新しく変更するための費用

 引っ越し代
 相場:5万円以上
 引っ越しを引越し業者にお願いする場合や荷物を宅急便で送るときにかかる重要な項目

 家電購入費用
 相場:10万円~
 新居に置くための冷蔵庫やエアコンなどの家電購入費用
 

 日用品購入費用
 相場:1~2万円程度
 生活するために必要なキッチン道具や掃除道具など

その他にも…
賃貸から賃貸へ引っ越す場合は、前の住居のクリーニング代や修繕費用がかかります。

ご紹介した項目、全て合計するといったいいくらになるのでしょうか。。。。引っ越しって思ったよりたくさんの費用がかかってくるんですね。 引っ越しをする前に事前に費用を準備しておくことも大切です。

引っ越し